●いつもありがとうございます、あさてつです。
みなさん、TOEICの勉強は順調でしょうか?
当ブログでは第2回、第3回で、TOEICの、というより英文を構成する品詞としてとても重要な「名詞」について学習しました。
TOEICの文法問題は俗にいう「重箱の隅をつつく」ような文法問題は出題されません。
むしろビジネスとして実際に英文を書くときに、絶対に身につけていなければならない文法の「基本事項」について触れている場合がほとんどなんです。
例えば文法パートの問題は四択問題ですが、設問で間違った箇所 = 実際にビジネスメール等で間違う可能性のある箇所とはいえると思います。
そういった意味で、やはり文法問題はしっかりと正解ができるように鍛える必要がありそうですね。
目次
英文の5つの型って?
【第3回TOEIC英文法対策】で動詞には「自動詞」と「他動詞」の2種類があることを学習しました。
そして動詞のこの種類によって英文は5つの型に分かれるんです。主語=S、動詞=V、目的語=O、補語=Cといった記号を使って表現するのですが、ざっとまとめて見ますね。
【英文を作るもの】
主語(S) ⇒ 必ず名詞
動詞(V) ⇒ 他動詞・自動詞の2種類あり
目的語(O) ⇒ 必ず名詞
補語(C) ⇒ 名詞か形容詞
細かいことは今回は触れませんが、この表をもう一度じっと眺めなおしてみてください。この中で一番大事なものは「動詞(V)」。これが出てこない英文は存在しませんからね。
次に重要なのが「名詞」なのがこの表を見てみて分かるでしょうか。ほとんどすべての要素に絡んでいますよね。
そう、英文中に名詞が出て来た場合、必ず何らかの「役割」を与えられていることに気づいたでしょうか。ただポツンと名詞がそこにあるなんてあり得ないんですね。
この点を意識するのってTOEICでは非常に重要なんです。なんせTOEICっていうのは「現場主義」。
現場で即ミスにつながるような箇所は見逃さないわけですよ。
正確に、誰もが違和感なく英文を読めるか?が重要なんですよね。ですからこれから話す5文型の知識は絶対にTOEIC攻略には必要なんです。
どんなに長い文章でも、必ず次の5つの型に入ることに注意しましょう。
【5文型】
① S+V
② S+V+C
③ S+V+O
④ S+V+O+O
⑤ S+V+O+C
見てください。番号が文型を表しているわけですが、第1文型意外は動詞の後ろに「名詞」が来ることに気づいたでしょうか?(Cは形容詞の場合あり)
つまり動詞の後ろに何かあったらそれは名詞なのですね?
このことが分かっているだけで次のようなTOEIC問題があっさりクリアできることに注目してください。
例 The service department has received ( ) about the new product.
① complain
② complaining
③ complainer
④ complaints
この英文の動詞はhas received。その後ろに( )がありますね。
先ほどの5文型の形を見ていただいたらお分かりかと思いますが、動詞の後ろに【何か】が続くとしたら「名詞」しかないわけですよ。
もちろん細かい例外事項なんてものはたくさんありますが、基本的な考えはそういうことになりますよね。
そう考えて選択肢を眺めてみてください。もちろん私たちのターゲットは「名詞」です。
①のcomplainは動詞 ②のcomplainingは「動名詞」または「分詞」③、④は「名詞」。
-erで終わる「名詞」は「人物」を指すのでしたね。したがって「数えられる名詞」ですから使うには「冠詞」が必要ですね。
したがって答えは④のcomplaitsが正解と分かるわけです。
訳「サービス業は新製品に関して苦情を受けた」
もう一ついきましょうか。
例 The company celebrated their ( ) with a dinner at a hotel.
① achieve
② achieving
③ achievable
④ achievement
やはりcelebratedは動詞の過去形。したがって( )には名詞が来ることになりますよね。theirなどの「所有代名詞」があるのも大きいです。
①のachieveは動詞 ②のachievingは「動名詞」か「分詞」③のachievableは「形容詞」④のachievementが「名詞」となります。
訳「会社は彼らの業績をたたえてホテルで宴会を行った」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。今回の5文型はほんの「概略」です。次回からTOEICで問われる5文型の細部に切り込んでいきますので、よろしくお願いします。
また会いましょう!
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