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「形容詞」のもう一つの使い方を身につけよう!【第10回TOEIC英文法対策】

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TOEIC

 

この記事を読むと
動詞の後ろにくる形容詞の使い方を身につけられます

 

● いつもありがとうございます、あさてつです。

 

前回(といっても第7回ですが)で形容詞が名詞を修飾する形を学習したのを覚えてますでしょうか?

 

参考までに
blog.makocho0828.net

 

ところが英語の形容詞はもう1つ「動詞の後ろに置く」使い方があるんです。例えばこのように。



例 He is kind.
「彼は親切だ」

 

このkindは形容詞ですがbe動詞の後ろについて「補語(主語を説明する)」になっています。形容詞ってこんな使い方もできるんですね。

 

この動詞の補語(C)になる形容詞の使い方はTOEICの頻出の1つになっています。ぜひマスターしましょう!

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S+V+名詞とS+V+形容詞の使い分けは万全ですか?

この動詞の後ろで補語になる形容詞なのですが、補語(C)になるのは何も形容詞だけじゃありません。名詞もあるんですよ。



つまり、この動詞の後ろで補語(C)になるパターン、S+V+Cは2種類あるということになりますよね。


【S+V+Cの2パターン】

例 He is happy.

happyは形容詞


例 She is a teacher.

a teacherは名詞

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He is happinessはダメなのか?

ところで、happy形容詞ですが、happyには名詞形のhappinessというものがあります。


S+V+Cの形のCの部分には「名詞」もokなはずじゃないですか?ということは次のような形はアリなのでしょうか。


He is happiness.


じつはこの点はよく質問に上がるんですね。TOEICもそれを見越してかよく問題で見受けられます。例えばこのように。


The new company policy is ( ).

① appropriate
② appropriateness
③ appropriately


若干改良していますが、まぁこういった感じで出題されます。


isの後ろが( )で開いていますから当然( )には名詞か形容詞が入ります。そういった意味で③は副詞(-lyで終わっているものは副詞)ですので外すことはできると思うんです。


ところが①と②はどうでしょう?


①のappropriateは形容詞「適切な」、②のappropriatenessは名詞で「適切」


( )の後ろは名詞、形容詞どちらもokですから、( )には①、②は形の上ではどちらも入れることができるということじゃないですか。


でも答えは①の形容詞が正解になるんですよね。なぜ③はダメなのでしょうか。

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S+V+Cの基本ルールを見直そう


なぜ③のhappinessが入れられないのかはS+V+Cの第2文型の基本ルールが影響しています。確認してみますね。


S+V+Cの基本ルール
① SとCはS=Cの関係
② S=名詞のCの時は「厳密」に「=」になる

このルールで特に重要なのが②のルール。


S+V+名詞の形になったとき、S=名詞の場合は「厳密」「=」でなければなりません。


したがってHe is happinessの場合、「彼」=「幸せ」にはなりません。「彼」は「人」ですので、「=」の先も「人に関するもの」でなければならないんです。


こういった場合、名詞ではなく形容詞を使うとこの「=」が若干弱まるんです。「≒」と言っても良いでしょう。


だからこの場合はHe is happy.とするんですね!


先ほどの例でも、The~policy「方針」 = appropriateness「適切」とは言えません。もしこれが通ってしまったら世の中の「適切」なものはすべて「方針」になってしまいますよね?


この辺を踏まえたうえで実際のTOEIC系問題をしてみましょう。

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本日の練習問題

【問】次の( )に適切な語句を入れなさい

(1) The sales manager was quite ( ) that no one on his team hit their sales target.

① disappoint
② disappointed
③ disappoints
④ disappointment


(2) The art Max Stein created while living in Paris was ( ) different from the paintings he produced in the earlier stages of his career.

① remark
② remarkable
③ remarkably
④ remarked


(3) With its large sign in front, the grocery store is very ( ) to find.

① ease
② easy
③ easily
④ eases


【解説】

(1) The sales manager was quite ( ) that no one on his team hit their sales target.

① disappoint
② disappointed
③ disappoints
④ disappointment


①のdisappoint、③のdisappointsは動詞ですのでもうすでにwasがあるこの文には入れることができません。quiteは副詞ですのでちょっと省いてみると


 

The sales manager(S) was(V) ( )(C)


 

S+V+Cの第2文型を取っていることが分かるかと思います。したがって( )には名詞か形容詞が入ると。


diappointmentは「失望」という意味名詞なので、これを入れると


The~manager「営業部長」 = disappointment「失望」


の関係になるのですが、今回のルールの②を思い出してください。


名詞の場合は「厳密」に「=」でないとダメでしたね。したがってここは形容詞の② disappointedを入れましょう。


訳「営業部長は自分のチームが誰も売り上げ目標に達しなかったので、とてもがっかりした」


(2) The art Max Stein created while living in Paris was ( ) different from the paintings he produced in the earlier stages of his career.

① remark
② remarkable
③ remarkably
④ remarked


この問題はよく見ましょう。wasを使った文なのですが( )の後ろにdifferentという形容詞があるのですね。



The art Max Stein(S)… was(V) ( ) different(C)


形容詞は形容詞を修飾することはできません。形容詞を修飾できるのは「副詞」でした。したがって答えは③のremarkably「著しく」が良いでしょう。


訳「Max Steinがパリに住んでいたときに描いた絵画は、彼のキャリア初期に描かれた絵画とは著しく異なっていた。


形容詞の勉強をしている時に副詞の問題を出すのはルール違反でしたね(笑)



(3) With its large sign in front, the grocery store is very ( ) to find.

① ease
② easy
③ easily
④ eases


動詞のisが見えますね。veryは副詞ですからちょっと省いてみましょう。副詞は文型に入りませんのでこういったことができるんですね。


the grocery store(S) is(V) ( )(C)


( )には形容詞か名詞が入ることが分かりました。①と④は「動詞」ですね。したがって×。答えは形容詞の②easyで決まりです!


訳 「正面に大きな看板があるので、その食料品店はとても簡単に見つかる」

 

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あとがき

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さて今回はいかがだったでしょうか。形容詞も使い方をしっかり理解するといい「味方」になってくれます。ぜひ活用していただければと思います。


また会いましょう。

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