この記事は
「カランメソッド」っていったい何?
「カランメソッド」って効果があるの?
という疑問を持っている人に対して記事を書いています。
● こんにちは、まこちょです。
オンライン英会話を始めよう!と意気揚々とオンラインサービスの品定めをしている方は多いと思いますが、オンライン英会話を選ぶときには慎重になった方がいいです。
今回ご紹介する「カランメソッド」もそうで、最近オンライン英会話サービスの一環としてよく聞くようになりました。
そこで今回は実際にカランメソッドの体験をしてみた感想からカランメソッドの中身と効果について解説したいと思います。
目次
カランメソッドとは?
まず、正直言って「カランメソッドって何?初めて聞いた」という人のためにこのメソッドについて簡単にまとめてみますね。
【引用】
カランメソッドは、元々英国ケンブリッジシャーで生まれ育ったロビン・カラン氏によって考案された英語学習メソッド。ロビン氏は20代前半にイタリアに赴き、英語を教えていましたが、現地の授業方法に疑問を持った同氏は独自に言語教授法の研究を始め、以後10年以上にわたって膨大な経験を積み、従来の英語指導よりも迅速かつ効率的に英語を習得できるメソッド「カランメソッド」を開発しました。
(wiki)
カランメソッドのやり方は意外に簡単で、
イラストや写真などを見ながら先生が英語で2回質問をする。
↓
【即座に】英語で正確に答える
これがワンセットです。本当にシンプルなメソッドなのですが、このカラムメソッドなかなかハードなトレーニング方法です。
カランメソッドでのトレーニングでは日本語の入る余地が全くありません。内容は最初はやさしいのですが、相手の先生はわりと高速で(早口で)質問してきます。
そしてその質問に対してこちらも即座に答えないといけないのが、このメソッドの肝となる部分です。
このやり取りを軸にして以下のようなルールが設けられているんです。
① 講師は「早口」で「2回」質問
⇒ このメソッドでは講師の質問が通常よりも早く行われます。ええ、もちろんワザとです(笑)質問回数は必ず2回行われ、それに対して超反応で答えなければなりません。
例
Q: What’s this? What’s this?
これはなんですか? これはなんですか?
A: It’s a pen.
それはペンです。
②質問に対して即座に回答
⇒ もちろん最初は語彙・文法など乱れてしまいますが、その場合講師が訂正してくれます。したがって間違いなど気にせずに、実際の会話のテンポでポンポンと回答することが求められます。正しい文法に基づくフルセンテンスでの回答をスピーディーに繰り返すことが求められます。厳しいですね。
しかも質問に対して「え~と…」なんて考えている余裕がありません。モタモタしていると先生に答えを言われてしまいます(笑)
このメソッドはとにかく英語を英語のまま理解するのがポイントですので、日本語で意味を考えるという雰囲気をこちらが出してしまうと即先生から答えが飛んでくるという寸法。いやぁ~これは超ハード。
③回答は「短縮形」をフルに使う
⇒ 例えばI do not play tennis.的な表現は使わずにI don’t play tennisといった「短縮形」が使える局面では必ず使わなくてはなりません。これは実際のネイティブとのやり取りでは「短縮形」で表現するのが当たり前という発想から来ています。
④難易度がどんどん上昇
⇒ このカランメソッド、最初こそやさしめの会話からスタートしますが、途中からどんどん内容が上がってきます。最終的に12段階まで上がりますので最後の方ではシャレにならないくらい難しい(笑)
したがってフリートークや記事のレッスンとは全然違って、かなりスパルタなので最初は面食らいます。
つまり「カランメソッド」というのは、日本語が介在しないくらい早いアプローチをすることで脳に「英語を聞く・話す」という新たな回路を、作り出し、最終的に「英語脳」を作り出すカリキュラムです。
こちらに、実際にカランメソッドを使った英会話トレーニング方法を録画したものがありますので、雰囲気は十分に感じ取れることができるかと。
う~む…これは脳がジンジンしびれそうな予感(笑)まぁ実際にしびれたのですが。
カランメソッドはどんな効果があるのか
このカランメソッド、内容はかなりハードなのですが、実際にどのような効果があるのでしょうか。ちょっとまとめてみました。
カランメソッドの効果
- 実際のオンライン英会話の4倍の速さで英語が話せるようになる(個人差あり)
- 英会話の瞬発力がシャレにならないくらい向上する
- 文(センテンス)で返す能力がつく
- 正しい発音と文法が身につく
カランメソッドというのは英語を英語で即座に理解することができるトレーニング方法です。
したがってネイティブとの会話で自分の言いたいことがなかなか言えない、といった場面でもスムーズに会話が成立するのを目標にしています。
また英会話が初心者の場合にありがちなのが会話を文(センテンス)で話さないで単語やフレーズのみで切り返してしまうこと。これはネイティブの方からしてみれば少々「幼い」印象をこちらに持ってしまうようです。でもそりゃそうですよね。
「今日何やる?」の質問に対して「ご飯」とか「テニス」とか単語だけしか発しない相手だと思わず「子供かよ!」と相手が思ってもしょうがないですよね。
どんな時でも必ず「主語(S)+動詞(V)」で会話を組み立てるのがカランメソッドの特徴の1つ。これによってネイティブの方と対等に英会話ができる下地を作ることができるというわけです。
カランメソッドは「瞬間英作文」の実用バージョンだ
このカランメソッドは実際私が受講した感想からいうと「瞬間英作文」の実用バージョンだなと感じました。
「瞬間英作文」は私も推奨するスピーキングの基礎力をつけるのに効果的なトレーニング方法で、基礎英文法をセンテンスで正しく理解するのに非常におススメ。
カランメソッドもこの「瞬間英作文」のように英文を即座に正しい表現で発音するという点では全く一緒です。ですがカランメソッドが「瞬間英作文」と何が違うのかというと
●「瞬間英作文」
⇒ 日本語から英語に直すトレーニング
●「カランメソッド」
⇒ 写真・イラストを見てそれを英語に直す
という点で大きく違います。なぜイラストなのでしょうか?もちろんしっかりとした理由があるんです。
カランメソッドは日本語を介さないで素早く英語を英語のまま反応するトレーニングメソッド。したがって最初のスタート地点も日本語を極力(0?)使わないことを主眼にしています。
またイラストだと理解しやすくイメージに残りやすい=記憶に定着しやすい側面を上手利用しているんですね。
【こんな人にカランメソッドは超おススメ】
- これまである程度英会話学習を行ったことがある
- ゲーム感覚で英会話トレーニングを行いたい
- 流暢に英語を話したい
- 正直、英会話が伸び悩んでいる
- フリートークが身になってないような気がする
カランメソッドは「瞬間英作文」の実践バージョン。とはいえ間違ったら講師の方が丁寧に訂正してくれるし、動画を見てみたらよく分かりますができたら「Great!」と褒めてくれます。
実はこれって単純な私には重要でした(笑)どうしても一人で「瞬間英作文」をやると孤独感を感じてしまってモチベーションが最後まで続かなくなってしまうんですよね。
またこれまで既存のオンライン英会話をやっていて、なんか最近伸び悩んでいるなぁと感じたら、カランメソッドはおススメ。英語学習の目先を変えることができます。
英語学習は「継続」が非常に重要ですので「飽きた」という感覚は天敵です(笑)
カランメソッドのデメリットをあえて挙げると
ここまでカランメソッドの特徴と効果を述べてきましたが、やっぱりどんなメソッドでもデメリットというものがあります。
特に以下の点に注意してカランメソッドを行うかどうか検討してみた方が良いでしょう。
【カランメソッドのデメリット】
- 英文法・単語が全然わからない人には不向き
- 基本的に難易度が高め
- イギリス英語
カランメソッドは上記の動画や実際のメソッドでお分かりのように、ある程度の英文法を習得しているのが条件となっています。
したがって英文法がチンプンカンプンだとカランメソッドを消化しきれないでしょう。
またカランメソッドはイギリスで生まれたメソッドなので、もちろんイギリス英語をベースにしています。個人的にはアメリカ英語を軸にしたバージョンも欲しいですね。
カランメソッド行う前にやっておいた方がいいこと
カランメソッドをどうしてもいきなりやりたい!という英語学習者は、まず事前準備として上記の「瞬間英作文」を使ってある程度の英文フレーズをスムーズに言えるようにしておいた方がいいです。
何よりも基礎英文法のいい復習になりますし「瞬間英作文」をやっておくことによって英文が全く口から出てこない!という状況は回避することができます。
カランメソッドを提供してくれるオンライン英会話(無料体験ができる)
このカランメソッドに興味を持った方は、以下のオンライン英会話で「無料体験」を受けてみましょう。以下のサービスは「カランメソッド」を使ったレッスンを無料体験することが可能です。
① ネイティブキャンプ
② QQENGLISH
③ ジオスオンライン
● その他のカランメソッド無料体験ができるオンライン英会話
- 早朝5時からレッスン受講が可能
- 基礎、中級、ビジネス、試験対策の4つのコース設定
- 先生の質が抜群
- カランテキストの購入が不要
- 講師が発する単語をリピートするのではなくタイピングするスタイル
- カランの特徴である「テンポの良さ」は今一つ
あとがき
このカランメソッドは、非常に負荷のかかるトレーニングですが、それに応じた結果が期待できる画期的なメソッドです。
なにより、私たちが待ち焦がれる「英語脳」を通常の4倍のスピードで会得できるなんて素晴らしい!はっきりいってネイティブとのトークでも臆せずにペラペラ話せる自分がいるのにビックリです。
もし「なかなかハードそうでついていけるかな…?」と思ってしまったら、上記でご紹介した「無料体験」をふんだんに使うのがベスト。何より「0円」ですから本気で様子見が出来てしまいます。
最後に必要なのが何よりもあなたのモチベーションです。何事にも「最初」はあります。ぜひ最初の一歩を踏み出してみましょう!これまでの自分を変えることのできる一歩になるかもしれませんよ。
また会いましょう。
無料体験をしているオンライン英会話の一覧はこちらの記事にまとめてあります。最新版ですのでぜひご覧ください!
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