● いつもありがとうございます、あさてつです。
最近、ことわざを英語表現するのにハマっている私ですが、今回は「釈迦に説法」の英語表現をご紹介します。
「釈迦に説法」とは、その道について知り尽くしている人に、それを教えようとすることの愚かさのたとえを表します。他にも釈迦に経、釈迦に説法、孔子に悟道などと言ったりしますが、たしかにプロのバス釣りの方に、バスの釣り方をレクチャーしても意味がないですよね。
この「釈迦に説法」、英語ではどう表現するのでしょうか。
通常、ことわざを翻訳するときには、直訳せずに、その国で使われている限りなく似た意味のことわざを使うことが多いのですが、それにしても「釈迦に説法」はちょっと再現するのが難しそうな気がするんですよね。
そういうわけでちょっと調べてみたら、意外や意外、結構あることに気づいてしまいました(笑)
そこで今回はこの「釈迦に説法」の英語表現をご紹介します。英語表現でどのようにこの言葉の意味を表現するのかぜひ楽しんでみてくださいね!
目次
「釈迦に説法」の英語表現はこれだ
preach to the choir
まずはこれから。一見すると良く意味が分かりませんが、直訳すると「聖歌隊に説教する」です。
たしかに聖歌隊というのは、協会の教えをよく知っているはずですから、そんな人たちに向かって説教をするなんてナンセンスですよね。これが釈迦に説法の英語バージョンとしてよく使われるんです。
他にもpreaching to the choirやpreach to the converted「改心した人に説教する」なども同時に使われることが多いです。
Don’t teach fishes to swim.
あ、これは分かりやすいですね!直訳すると「魚に泳ぎを教えるな」ですから。もう何て言うんですか?みなまで言うなって感じですよね。泳げない魚っているんですか?っていうことですもの。
そういった意味ではストレートに「釈迦と説法」のニュアンスを表していると言えますね。
It’s like teaching a cat how to catch a mouse.
これは?意味は「猫にねずみの捕り方を教えるようなものです」で非常によく分かります。しかしこうしてみると「釈迦に説法」はその気になったらいろいろな表現が可能みたいですね。
例えば以下の文も同じような内容ですが、ちょっと面白いですよ。
Don’t try to teach your grandmother to suck eggs.
この文の意味は「祖母にタマゴの扱い方を教えるな」という意味なのですが、これも言われてみるとあぁ~と納得してしまいます。
昔から祖母とは何でも知っている「物知り」の代名詞として使われることが多いんですね。そんななんでも知っている祖母に向かって、日常でよく使う「タマゴ」について教えるなんて全く持ってナンセンス。つまり「釈迦に説法」なんです。
A sow to teach Minerva.
個人的に一番笑ったのがコレ。直訳で「ミネルヴァに教える豚」という意味で、何か伝わってきますよ(笑)
ミネルヴァというのは「知恵の女神」で正直、何でも知っているわけです。そんな神に向かって豚ちゃんが…ってちょっと面白い極端な例ですね。
あとがき
さて、今回はいかがだったでしょうか。「釈迦に説法」のことわざ、一見難しそうに見えますが、意外とそれに近い英語表現ってあるものですね!しかも結構面白い。
ぜひ使っていただけると幸いです!
また会いましょう。
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