● いつもありがとうございます、あさてつです。
みなさんは「行く」を英語にしろと言われたらgoという単語が思い浮かびますよね。
またそれとは逆に「来る」でしたらcomeと、即答してしまうんじゃないでしょうか。
「当たり前じゃないか!」
と思った方も多いかと思います。
ですから、「いま行くよ!」表現はI’m going!とgoを使って表現するのはまぁ当然なのではないでしょうか。
ところが「いま行くよ」の表現はgoingを使わないんです。
I’m coming!
と表現するんですよ、これが。
なぜgoを使わないんでしょう?これはgoとcomeの明確な使い方の違いに関係しているんです。
そういうわけで本日はgoとcomeの使い方の違いを正しく理解してみましょう。
そうするとなぜ「今行くよ」がI’m comingと表現するかが分かります。ぜひ使い方をマスターして友達に教えてあげましょう!
目次
goとcomeの違い
まず、goとcomeの基本的なニュアンスを知っておきましょう。
● come ⇒ 近づく
そりゃgoが「行く」、comeが「来る」って覚えているわけですから、この基本ニュアンスは言わなくてもわかると思うんですよ。
問題はそこじゃないんです。
重要ポイントは「遠ざかる」にしろ「近づく」にしろ【どこへ】が問題なんです。
対象は「話し手」と「聞き手」
このとき勘違いしやすいのはI’m ( ).とあって、goingを入れるのかcomingを入れるのかを考える時に、「話し手」である「I(私)」だけしか考えていないことなんです。
みなさんは「会話」をするとき、まさか「一人」でエアーコミュニケーションしてるわけじゃないですよね?(笑)
そう、「会話」というものは「話し手」のほかに「聞き手」が必ずいるものなのです。
この「遠ざかる」、「近づく」というニュアンスは「話し手」だけを中心に考えるのではないんです。これがよくカン違いするポイントなんですよ。
したがって正確に定義を言い直すとこのようになるのです。
● come ⇒ 話し手や聞き手のほうに近づく
そうすると「今行くよ!」がなぜI’m coming.になるのか理解できるんじゃないでしょうか。
例
母: Ken, would you come here, please?
「ケン、ちょっと来てちょうだい」
ケン: Okay. I’m coming.
「うん、今行く」
確かにケンは今いる場所から離れようとしているのですが、行く場所は「母」のところ。
つまり ケンは「話し手」である自分の今の場所からは離れますが、聞き手の「母」には離れていない、むしろ近づくんです。
「話し手」「聞き手」の両方から離れるシチュエーションでなければgoは使えないんです。
では逆に次のような状況ではどうでしょうか。
例
ケン: I must be ( ).
「もう行かなきゃ」
母: Oh, so soon?
「え?もう?」
さて( )に入るのはgoingでしょうか、それともcomingですか?
答えはgoing。
ケンは今いる場所から離れるし、「母」のいる場所からも離れるからですね!
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか、このgoとcomeの使い方は英会話においても重要表現です。ぜひモノにしてどんどん使ってくださいね!
また会いましょう!
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