● いつもありがとうございます、あさてつです。
脱英語問題集！
いや、すみません唐突に。なぜこんなことを言い出したかというと、英語学習をする過程でまずは公式問題集をやって自分の実力を測り、そして自分のレベルに応じてリーディング問題集をセレクトしていく、というのが英語学習の黄金ルート（？）だったりするのですが、最近このパターンの「先」に進まない人が多いです。これは非常によろしくない傾向ですね。
英語力というのは生きた英文を読むことによって養うことができます。もちろん市販の英語問題集も最近の英語シーンをしっかりと反映した良質なテキストかと思いますが、「新鮮さ」という点ではやはり英語雑誌、英字新聞にはかないません。
世界中の最新トピックを英語で読むというのは、国際感覚を養うことにも繋がりますし、何よりも「生きた」英文を直に触れることができますので、英語学習者にとってはモチベーションの向上に大いに役立ってくれます。英字新聞、英語雑誌を定期的に読むことは英語学習のさらなるステップに欠かせないと言って良いでしょう。
ですが、そうすると１つ問題が。ちょっと書店などで覗いてみてください。英語雑誌も英字新聞はこれでもかというほど数が多いことが分かるかと思います。「いったいどれを読めばいいんだ？」と思わず書店の棚の前で固まってしまう方、結構いますね。
実は英語雑誌にしろ英字新聞にしろ、しっかりとレベルに差があります。したがっていくら英語雑誌だからといって適当に選ぶと難易度の違いによりすぐに嫌になってしまいますので注意が必要です。まず自分の実力をしっかりと把握し、レベルにあった英雑誌、英字新聞を選ぶことが重要になります。
そこで今回は英語雑誌と英字新聞をレベル別、難易度別にご紹介！今後英字新聞、英雑誌を購入してさらなるレベルアップを考えている人には参考になるかと思われますので、ぜひ購入の際にはご検討ください。
英字新聞・英語雑誌のメリット
ここで、具体的に雑誌・新聞のご紹介をする前に、なぜ英字新聞・英語雑誌がいいのか？そのメリットを説明します。
① そうとう読み応えがある（多読にいい）
英語は文法事項・単語表現をある程度インプットしたら、あとは「多読」でしっかり定着することが重要です。つまり多種多様な英文を触れることによって英語が「こなれて」いきます。そういった意味で新聞や雑誌はその文章量の多さからたっぷり英文に触れることができます。
② 継続的に英文を読む癖がつく
英語は「継続」が命。とにかく途中でやめることは英語学習では非常によくないパターンです。１日５時間英文を読んで後の４日間を英文に触れないくらいだったら、１日１時間で５日間継続して読んだ方が効果は高いです。英字新聞や英語雑誌を定期購読することで、いつでも新鮮な情報を手元に置くことになりますので、いきおい継続しやすい環境にすることができます。
③ 出費しているという意識が働く
これが意外に重要。英字新聞、雑誌だって「タダ」じゃありませんから、当然「元」を取らねばという意識が働きます。これが英語学習を継続することにつながります。購読したはいいが俗にいう「積読」になってしまうと、なんか後ろめたい気分になってきます。そう購読した以上は後戻りができない、つまり「背水の陣」にすることができるのは結構大きいんです。
④ 教科書にはない「生きた」表現がリアルタイムで学べる
やはりこれが一番大きいかと。例えば「スラング」的な表現はなかなか教科書では学べないです。日常の英会話ではポンポンスラングが飛び出すのに、なかなか正規の教科書では触れることができないのは大きなマイナスですね。最新のトピックが網羅されている新聞・雑誌はそんな心配がありません。
もちろん社会人としての教養も、最新の媒体から容易に吸収することができます。
以上のメリットから英字新聞・英語雑誌の購読を強くおススメします。以下に難易度別にまとめましたので参考にしてください。
初級者（英検３級以上、TOEIC500以下）におすすめ
①Japan Times ST
まずはこちらがおススメ。このJapan Times STは日本発の英字新聞の代表といってよいメディアです。
この英字新聞の最大の特徴は「日本語で記事概要が説明されている」点。英語学習初心者にとってこれが非常にありがたいんです。また記事中で用いられた重要な単語や表現などには注釈がついていますので、生きた英語を身につけつつ重要な単語や表現を学ぶことができます。
慣れてくると30分くらいで読み終わることができますので、毎日の英語学習の習慣をつける意味でもおススメ！
下記のURL元でサンプル版を見ることができますし、定期購読にすると12％の割引になるので、書店で購入するより断然お得！ぜひ利用しましょう。
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② 週刊英和新聞Asahi Weekly （朝日ウイークリー）
この朝日ウィークリーの特徴は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められるというところ。そして初級用の記事には、なんと英文すべてに日本語の「対訳」が並んでいるところなんです。上級になると対訳がなくなり、ハイレベルな語彙を用いていますので、自分のレベルに応じて段階的に学習することが可能。
独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズ、星占いまで、多彩な内容で飽きさせません。
やはり定期購読がお得ですので、ぜひ購入を検討してみたらいかがでしょうか。
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③ Mainichi Weekly（毎日ウィークリー）
この新聞もおススメ。全ページ日本語注釈付きで、電車の中でもニュースやコラムがどんどん読むことができます。この毎日ウィークリーは「辞書要らず」な多読を目指して難単語への注釈、文章の対訳を全頁記載していることが特徴で、英語学習者の負担を最大限に押さえているのが特徴。
また英語の著名な方（「ドラゴン桜」の英語教師のモデル・竹岡広信先生や、英語界のカリスマコーチ・安河内哲也先生など）のコラムも充実しており読者を飽きさせない工夫が凝らされています。
公式サイトでは１面記事などの英語音声の一部を無料公開されていて至れり尽くせりの充実内容になっています。
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④ English Journal
こちらは雑誌になります。有名人のインタビューや、すぐに役立つ特集記事など、バラエティー豊かな英語を楽しみながら実力アップすることができます。
付属CDには、映画・音楽業界や経済界の第一線で活躍する人々のインタビューやスピーチ、英米の旬なニュースなど、さまざまなタイプの英語が収録されており、オールラウンドな英語力を身につけることが可能。当然すべての英文には対訳と語注がついているので、幅広い学習を行うことができます。
「今、実際に使われている英語」を学びたい人におすすめの内容ですね。年間購読なら1冊分（1,512円）お得になるのも見逃せないポイントでしょう。
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中級者におすすめ
⑤ The Japan Times On Sunday
中級者の方が読む英字新聞はこちらがおススメ。The Japan Times On Sunday はコンパクトでありながら掘り下げた分析記事や最新のニュースが満載。
政治、経済、スポーツはもちろん、文化、娯楽に関する読み物等、多彩な情報を発信する英字新聞でとても面白いです。定期的に英文に触れておきたい、かつ毎日英字新聞を読む余裕がない人にぜひおすすめ。
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⑥ CNN English Express
個人的にはこの雑誌は本当におススメ。初級から上級まで幅広い英語レベルに対応出来る3段階のステップアップ方式で、CNNを完全リスニングすることができます。CNNで放送された英語ニュースをそのまま文字化し完全な対訳と充分な語注、解説が素晴らしく、まさに生きた英語を学習することが可能。
TOEICなどの試験対策やビジネスに、使える口語英語が確実に身に付く究極の英語雑誌です。
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⑦ NATIONAL GEOGRAPHIC KIDS
National Geographicのキッズ版なのですが侮れません。毎月、色鮮やかな写真と共に自然・科学・文化・歴史を紹介しており、背景がつかみやすいので非常に面白いです。英語学習教材として相当優秀な部類に入るのでは？
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⑧ カレント CURRENT(Advanced)
イギリス発のレベル別学習マガジンになります。魅力たっぷりな話題で年間５冊発行。生きた「ことば」を学ぶことにより実践力をつけることができます。
この雑誌あたりが簡単に思えてきたら、下の英字新聞・英雑誌に挑戦してみましょう。
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中～上級者向け
⑨ ニューズウィーク英語版 Newsweek
アメリカNY発の最新ニュースを取り入れたい場合はまずこの雑誌を押さえましょう。日本国内のニュースだけでは物足りない方、外国で日本の現状がどのように報道されているかを知りたいのでしたら、本雑誌はまさにうってつけの教材と言えます。
時事問題も扱いつつスポーツやファッションに関する記事もあり、写真が多いのでとっつきやすいのがポイント。
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⑩ TIME（タイム）
No.1国際英文ニュース誌。発行部数３６８万部。世界２００カ国、２０００万人が読む世界最大の英文週刊ニュース誌「TIME(タイム)」。このレベルの英文が読めるということは英語のレベルも相当な段階に突入しています。
日本では入手しにくいニュースを、TIME独自の見解・視点で伝えており英文のクオリティは折り紙つき。また、アジア版では日本の読者向けに、よりなじみの深いニュースを編集していますので、日本人にも身近な話題を外側から知る事が出来ます。
洗練された英語表現を身につけたいのでしたら、TIMEはおススメ！ぜひチャレンジしてみれば？ちなみに今、定期購読すると、なんと年間34,840円お得になり、最大68%OFF！
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⑪ The Wall Street Journal
世界のビジネスリーダーが愛読する経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル。世界中の実業家や財界人に読まれており、紙面版を定期購入すればデジタル版にもアクセス可能なのでさまざまな読書スタイルが可能になります。
じつは英文は比較的平易で、丁寧に経済英語を学びたい人にはまさにピッタリの教材と言えるでしょう。
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上級者向け、思いのままに読みなさい
ここまでくると英語を使って楽しむことができるレベル。ぜひ自分の興味のおもむくままにチャレンジしてみてください。
⑫ The Economist
英国の世界に誇る知性『The Economist』世界中、地域を問わず最先端のニュースを鋭い分析によって報道。英国やアメリカの知識層に愛読される政治経済誌とものすごい権威です（笑）
NewsweekやTimeと比べて読むところが多く、語彙にも構文にも幅があって英語力が鍛えられる（しかし相当な負荷がかかります）。
オンライン版もしくはアプリ版を購読すると、全記事のオーディオファイルを聞けるのでリスニング強化にも役立つこと請け合い。ぜひ挑戦してみよう！
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あとがき
さて、今回はいかがだったでしょうか。英語は段階を踏んでステップアップしなければなりません。ぜひ慌てずに一歩一歩突き進んでください。そして機会がありましたら上記の英字新聞や雑誌に果敢にトライしてみてくださいね！
また会いましょう。
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