● こんにちは、あさてつです。
よく眠れない夜には「羊が一匹、羊が二匹…」と羊を数えなさいって小さいころに教わりませんでしたか?
当時、そういって私に「羊」を一生懸命数えたものですが…結果全然眠たくならなかったことを覚えています。そもそもなぜ「羊」なのでしょうか。
実は当時からこの疑問は思っていたのですが、母の威圧感がものすごかったのでそれについては特に触れずに過ごしてきましたよ。
羊が一匹、羊が二匹って….ちっとも眠くならないのですが。
そういうわけで今回は眠れない時に羊の数を数える理由とはなんなのか?について調べたことを記事にしてみようと思います。決して最近私が不眠症気味だからとかそういうことではありませんので、まぁネタとして読んでくれれば幸いです。
目次
もともとは「日本人」が数え始めたわけじゃなかった
この「羊が一匹」はイメージすると1匹の羊が柵をジャンプ。羊が2匹と思うともう1匹、羊が柵をジャンプ。これを永遠と繰り返していくじゃないですか。
こんな感じ
ところがこの「羊が一匹」なんですが、どうやら日本が発祥ではないらしいんですよね。どうやらイギリスが発祥の地らしいのです。したがって日本人がいくら日本語で「羊が…羊が…」といっても全く意味のない、というか全然眠たくならないのはまぁ当然と言えますよね。
ではなぜイギリスだと眠くなるのか?ここに今回のミステリー(?)が隠されているような気がします。っていうかきっとそう。
羊は英語でsheep
おっと来ましたよ来ましたよ~いきなり(笑)なんかオチが分かってしまうようなスペルしているじゃないですか。
そう羊は英語でsheepなのですが、「眠る」は英語でsleep。限りなく似ているんです。
一説として昔、眠れなくて困っていた人が「sleep sleep」とつぶやいていたら、眠くなってきて、口がうまく回らなくなり「sheep sheep」になったという。たしかにこの2つの単語sheepはsleepと同じ韻を踏んでいて語感が似ているので、ネイティブ・スピーカーには「眠れ~眠れ~」と聞こえて本当に眠くなるということなんです。
自己暗示に近いんでしょうか。
息を吐くときに人はリラックスできる
ちょっとsheepを発音してみてください。すると「すぃ~」と息が出ていくでしょう。
人は息を吐くときにリラックスする生き物だそうで、この息を吐くをいう動作が眠気を誘うのでsheepと発音させているのだという説もあります。う~んなるほどね…「羊」ではこれは無理ですわ。
羊飼いが眠くなった?
またこれもよく言われることなのですが、羊飼いが羊を数えているうちに眠くなってしまったので、「羊を数えると眠くなる」と言われるようになったのだそう。ところでなぜ眠くなるんでしょうね?
人間は羊に限らず単純に「モノ」を数えるという作業をすると眠くなるようにできているそうなのです。つまり単純作業で眠くなると。
シンプルな繰り返しによって退屈になり眠くなると、そういった効果を期待して羊を数えさせているという説があります。確かにちょっとした眠りの呪文みたいですものね(笑)
のどかな風景がリラックスする心を作る
これも見逃せないポイントですね。実は「羊が一匹…」と数えているということは、実際に柵を越えていく羊をイメージしているじゃないですか。つまり周りにに広がっているのはのどかな牧場などを連想することが多く、結果的に心がリラックスする情景を描いているのだということ。
なるほど、たしかにのどかな風景に寝転んでいる情景は眠りを誘いそうですからね。
あとがき
さて今回は「羊(sheep)が一匹…」についての雑学をご紹介いたしました。ちなみに最後になりますが、日本人は「羊」そのものにあまりなじみがないので、「羊が一匹…」と数え始めてしまうと「あれ?羊ってどんなだっけ?」と考えてかえって目が冴えてしまうという研究報告もあがっているそうです。
…何なんだよもう!
また会いましょう。
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