● いつもありがとうございます、あさてつです。
私たち、というか日本人はこの傾向が強いのですが、面と向かって「褒められる」と、そのことに感謝しつつも「いえいえ、そんなことはありません」と謙遜したくなりますよね。
これは日本の文化が往々に関係していると思われますが、とにかく日本人は「謙遜」する行為が好きです。なんていうんでしょう、そこに日本の美学があるというんでしょうか。
一応「謙遜」の定義を揚げてみますと、
【謙遜】
へりくだること。控え目なつつましい態度でふるまうこと。
(コトバンク)
です。
この謙遜の姿勢を示すために「そんなことないよ」と言葉を添えて表現するのはよく見られる光景ですね。
ところでこの「そんなことないよ」に代表する謙遜する表現、英語ではどう表現するでしょうか。
そもそも「謙遜」するのかな?(笑)と失礼ながらそんなことを考えてしまいました。
というわけで今回は英語で「謙遜」してみようと思います。
ぜひ身につけてお互いを謙遜しあってみようじゃありませんか!
目次
これが英語の「謙遜」表現だ
Not really.
まずはコレ。もっとも自然、かつよく使われる「謙遜」の表現です。reallyの意味は「本当に」なので、not reallyは直訳では「本当ではないよ」となります。
なんとなくイメージわきますよね!
例
You are very beautiful.
「お綺麗ですね」
Not really.
「そんなことはないですよ」
余談ですが、この表現を使う時は必ず語尾を「下げ」ましょう。語尾を上げて発音すると「まさか!ありえない!」と完全否定の表現になってしまうんです。
同じような表現に、Not at all.という表現もあります。
例
That dog is really fat – just like me!
「この犬はよく太ってるわね~、私みたいに」
No, not at all!
「ううん、そんなことないよ」
That’s not true!
お次はコレ。この表現は真面目なシチュエーションで使います。あまりこの表現でおちゃらけないようにしましょう。ただしこの表現の前にcome onなどをつけると、カジュアルな表現に早変わり。
例 Come on, that’s not true!
「やだなー、そんなことないよ!」
Not as good as you might think.
これも若干固いですが表現としてはアリです。意味は「買いかぶりすぎです」という表現でやはり「謙遜」表現になります。
例
Your English is very good!
「英語が上手ですね」
Not as good as you might think.
「買いかぶりすぎです(=そちらが考えているほどうまくはありません)」
ポジティブな「謙遜」の表現
I’m still learning.
意味は「まだまだ学んでばかりです」。つまり「さらなる高みを目指したいと思います」というニュアンスを相手に与え、しかも決して嫌味ではありません。同様な使い方に、
例
I have a lot of things (that) I need to learn.
「学ばなくてはいけないことがたくさんあります」
I still have a long way to go.
「まだまだ道のりは長いです」
といった表現も前に進みますという積極的な姿勢を相手に与えますね。
そしてここまで記事にしてこんなことを言うのもなんですが、実はやっぱり英語圏では「謙遜」をあまりすべきではないようです。
やはり文化の違いが大きく、日本では「謙遜」を美として考える一方、そうではない文化も多いのですね。
英語では褒め言葉を素直に受け取っておいたほうが一番良いようです。
したがって褒められたらストレートに表現するとおおむね間違いはありません。
Thank you.
やはりこれでしょう。一番素直に相手の「褒め言葉」に返事をしている表現ではないでしょうか。
例
You can speak English very well.
「あなたは英語をうまく話せますね」
Thank you.
「ありがとう」
あとがき
さて今回はいかがでしたでしょうか。つまり今回をまとめると、英語圏では「ありがとう=Thank you」の表現ですべて解決できるということになりますね!
簡単ですが、非常に重要な表現です。ぜひ使いまくってください。
また会いましょう。
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