● いつもありがとうございます、あさてつです。
みなさんはnuts(ナッツ)をご存知でしょうか?って知らない人はあまりいませんね。nut(s) は「木の実」あるいは「ナッツ(類)」という意味の単語としてお馴染みな単語です。
ところがこのnuts、じつは木の実だけを表すだけじゃないんですよね。英語の「nut」は他にも多くのスラングやイディオム的な意味と使い方があるんです。中にはとんでもない意味を表す表現も…
そこで今回はこのnutsを使った意外な意味、表現をご紹介します。こんな意味もあるんだ!とぜひ身につけていただけると幸いです。
「nuts」の英単語を英英辞典で調べてみました。そうしたら意外な意味が出てくるんです。ちょっとご紹介しますね。
【nuts】
If you say that someone goes nuts or is nuts, you mean that they go crazy or are very foolish.[INFORMAL](コウビルド英英辞典)
これ、意味わかりますか?訳すと「誰かのことを “nuts” と呼んだ場合、狂っているとか、バカであるといった意味になる」とあります。
なんでnutsが「奇人・変人」という意味になるのでしょうか?ずいぶん意外な方向に飛んでいます。例えばこういった使い方をするんですね。
いろいろなnuts
形容詞のnuts
nutsには「名詞」だけでなく「形容詞」の使い方があります。この時の意味は「狂っている」とか「クレイジー」とかとにかく過激な表現になるんですよ。
例
He is completely nuts.
「彼は完全に頭がおかしいよ」
例えば以下の英文なんて、nutsの意外な意味を知らなかったら
例
That’s nuts.
を「それはナッツだ」と訳すだけになってしまうのですが、じつはこれで「馬鹿げている」という表現になるんです。
go nuts
この「クレイジー」な意味でのnutsなのですが、goと組み合わせてgo nutsとして使うことができます。意味はもちろん「クレイジ―」系(笑)なのですが、「クレイジーになる」「怒る」「暴れる」という意味になるんです。
例
My dad went nuts when I crashed his car.
「私がお父さんの車に突っ込んだときに彼は凄く怒ったよ」
「キ○タマ」の意味のnuts
他にもnutsには意外な意味で「睾丸」、つまり「キ○タマ」という意味もあるんです。マジかよ…超下品じゃないですか。ちなみにこの意味のときは必ず「複数形」で使います。まぁ察してください。
例
She kicked me in the nuts!
「彼女は俺のキ○タマを蹴りやがった!」
動詞のnut
なんとnutには動詞としての使い方もあるんです。何かもう何でもアリですね。
この時の意味は「ヘットバットする」ってホントだからすごいですね(笑)
例
He just nutted me!
「彼は俺をヘッドバットしたぞ!」
最後にnutsに関するイディオムを紹介しましょう。これが意外に多いんです。
drive someone nuts
このイディオムの意味は「someone(人)を狂わせる」という意味。もはや「木の実」の意味などみじんもないですね。
例
This book drives me nuts.
「この本が俺を狂わせる」
do one’s nut
do one’s nut はイギリス英語特有で「怒る、いらいらする」という意味。それにしても「イライラ」系が多いです。
例
Mum did her nut after we stayed out all night.
「一晩中外に出ていたらママが怒り心頭だったぜ」
I’m nuts about ~
この表現は「~に夢中」の表現。crazy about ~と同じ使い方をすることができます。
例
I’m nuts about this coffee!
「このコーヒーにメロメロなの!」
nuts and bolts
nutは機械部品の「ナット」の意味でも使えるんです。直訳は「ナットとボルト」ですが、これで「基礎的かつ実践的な事柄」、つまり「~入門」というニュアンスをだすことができます。
例
The basic nuts and bolts of this machine
「この機械の基本」
あとがき
さて、今回はいかがだったでしょうか。このようにnutsにはとんでもないスラングがあったりしますのでぜひ覚えておいてください!
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