● いつもありがとうございます、あさてつです。
いきなりですが以下のようなシチュエーションがありませんか?
やらなければならないタスクが山積み、時間は待ってはくれず目まぐるしく過ぎ去っていき…うわああああああもういやだ!!疲れた!!
そうなるときありませんか?私はめちゃくちゃあります(笑)
さて、そんな時英語ではどのように言うのでしょう?一口に「疲れた」といっても、ちょっと休憩したいな、程度なのか、帰宅してベッドにダイブしてそのままおやすみなさい…なレベルなのかは全く違いますよね。
「疲れた」という表現は実はたくさんあって、更に疲労度に応じて使い分けていくことができます今回はその様々な「疲れた」の英語表現を見ていきましょう!
これが「疲れた」英語表現の使い分けだ
I’m tired.
まっ先に浮かぶのはこれですよね、余りにも有名すぎます。ですが、この文章には、様々なアレンジを加えることができます。
例
A: Are you OK?
「大丈夫?」
B: I‘m tired from working hard all day.
「ここ最近の激務で疲れちゃったよ」
from~以降で、疲れてしまった理由を表すことができるんですね。相手が、自分の置かれている状況を知っていればI’m tired. の一言で済ませても理解はしてもらえますが、そうでないのなら、それなりに説明をしてあげた方が親切ですよね。
例
A: I’m tired of everything!
「なんもかんも嫌になっちゃったよ!」
B: What’s wrong?
「何かあったの?」
of~を続けると、心理的疲弊を表現する意味合いの表現になります。身体的な疲労ではなく、「飽き飽きした」とか「ウンザリだ」という感じですね。tired of exams といえば「試験はもううんざりだ」という意味の表現です。
I’m a bit tired
例
A: I’m a bit tired.
「少し疲れたよ」
B: OK. Let’s take a break.
「分かった。休憩しよっか」
a bitで「少しだけ」という意味です。これを加えることで「少しだけ疲れちゃった」という文が完成するんですね。a littleという表現にすることもできます。また、justもついでに入れてみると
I’m just a little tired.
という文になります。「ちょっと疲れているだけだよ」という表現です。
例
A: Are you all right?
「大丈夫?」
B: I’m just a little tired.
「ちょっと疲れてるだけ」
こんな感じで、心配してくれた相手に対し、「心配しなくて大丈夫だよ!」という気持ちを伝えたいときに使える表現になります。
I’m dead tired
例
A: That’s all!
「終―わり!」
B: Whew, I’m dead tired.
「フー、死ぬほど疲れたよ」
a bit や a little が「少しだけ」という意味合いを足したのに対し、dead(=死んでいる)と使うと「死ぬほど疲れた」という意味になります。日本語の雰囲気もそうですが、このI’m dead tired. も割とカジュアルな感覚で使うような表現ですね。
実はdeadという単語は、「疲れた」という気持ちを表す言い回しの中でもよく使われる単語です。(詳しくはまたあとからご紹介していきますね。)
ちなみに、I’m tired out. と、最後にoutを足しても同じような意味になります。
例
A: You look pale.
「顔色悪いぞ?」
B: I’m tired out.
「もうくたくただよ」
こんな感じで使えますね。
tired以外の「疲れた」表現
さて、ここまではI’m tired. にアレンジを加えたバージョンをみてきました。ここからは、tired以外の単語を使った表現をご紹介します。
え、tired以外に「疲労」を表す単語なんてあるの?と思ったあなた!ぜひこの先も読んでいただき、語彙を増やしてください!
I’m exhausted
例
A: What’s wrong? Are you okay?
「どうしたの?大丈夫?」
B: No, I’m not. I’m exhausted.
「大丈夫じゃないよ。僕はもう疲れ果てたよ…」
exhaustedは、exhaustという単語が元になっています。これは、体力や資源などを「使い尽くす」という意味を持っている単語です。体力を使い果たした、体力が底をついた…そういう使い方をしているんですね。そう考えると、Bさんは即刻寝た方が良さそうです(笑)
weary
例
A: It was a long speech, wasn’t it?
「すごく長いスピーチだったね」
B: Yes, it was! I feel weary.
「長かった!疲れてくたくただよ」
wearyは、「疲れた」「うんざりした」という意味を持つ単語です。体力的な疲れだけではなく、精神的にうんざりしている場合などにぴったりの表現になりますね。
このwearyという単語、例文では形容詞として使っていますが、動詞としても使うことができます。
His long speech wearied me.
「彼の長いスピーチのせいで疲れたよ」
こんな形です。直訳すると、「彼の長いスピーチが私を疲れさせた」という文です。wearyを動詞として使うときには、「疲れさせる」という意味になるんですね。
人間以外のものが主語になる形は、日本人にはあまりなじみがないかもしれません。その証拠に、直訳した文を見ると、どこかカッコつけているような、日常で使うには不自然な印象がありますよね。
ですので、この「モノが人間を~させる」という構造になる文は、英語が苦手だったり不慣れだったりする場合には、試験本番での使用はなるべく避けておくのが吉です。とはいえ、長文読解ではふと姿を現すので意味を正確に捉えられるようにはしておきたいところですし、非常に英語的な表現なので使いこなせるようになるととてもかっこいいですよ!
I’m drained.
例
A: You have bags under your eyes.
「目の下にくまができているよ」
B: I’m drained. I haven’t been able to sleep well recently.
「疲れ果てたよ。最近よく眠れてないんだよね」
drained は、「疲れ果てた」という意味で使われています。動詞のdrainには、「排水する」「流出させる」という意味があり、富や資源などの蓄えを外部に出し尽くして失うというニュアンスを持っています。体力を出し尽くして、もう絞り出しても力が出てこない、というイメージなんですね。
ちなみに、Aさんが言っているようにhave bags under your eyesで「目の下にくまができている」という意味になります。日本語では「くま」と一単語で終わらせられるのに対し、英語では「目の下のカバン」と表現しているのが面白いですね。
他にも、dark circles、dark shadows、dark ringsと言った表現があります。いずれも、under the eyesとセットで使っていきます。目の下の暗い丸……なんとも直接的ですが、どことなく文学的な香りを感じてしまうのは私だけでしょうか?(笑)
I’m worn out
例
A: How was your trip?
「旅行、どうだった?」
B: Actually, I’m worn out.
「実際、疲れたよ」
wornは、wear「着る」の過去分詞です。wear outには、服などを「着古してくたくたにする」「すり減らす」という意味があります。擦り切れてボロボロになるまで使い切った、という意味で用いられる表現なわけです。
そこから、「ボロキレのようになった」という比喩的な表現として、くたくたに疲れきっている、という疲労困憊な状態を表現しています。
I’m burnt out.
例
A: I heard you finally finished the work.
「ついに仕事を終わらせたって聞いたよ」
B: Yeah, I’m burnt out.
「うん、疲れ果てたよ」
burnt(burned)は、burn「燃える」の過去分詞です。burnt outで「燃え尽きる」という意味になっています。
日本語でも「燃え尽きた」という言葉を「疲れた」という意味合いで言うときがありますね。英語でも、それは共通だったというわけです。
あとがき
いかがでしたでしょうか。疲労の理由や度合、身体的なのか精神的なのか、「使い果たす」のか「出しきる」のか「ボロボロになる」のか「燃え尽きるのか」などなど……状況や自分の疲労のレベルに応じて、使い分けることができたらより正確にあなたの気持ちが相手に伝わることと思います。ぜひ使いこなせるようになってみてください。
疲れたときには、無理はせず、とっとと休んでとっとと回復することに努めたいものです。目を閉じて横になっているだけでも、体はきちんと休めるそうですよ。そうこうしていると、いつの間にか寝ているんですけどね(笑)やはり睡眠が一番ということですね。
おやすみなさい。
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