● いつもありがとうございます、あさてつです。
どんな人にも他人には言えない「秘密」の一つや二つ持っているものですよね。ですが、どうしてもその「秘密」を誰かと共有したりしなくてはならない場合も往々にしてよくあることなんです。
そんな時は「秘密にしてね」とか「内緒ね」といったフレーズを使って念を押したりしますが、このフレーズを英語で言ったらどうなるのでしょうか。
そういうわけで今回は「秘密にする」の英語表現です。「秘密」の内容によって使う単語が変わったりしますので、ぜひ使いこなしていただければ幸いです。
これが他人には「秘密」にしたい英語表現だ
secret
「秘密」の英単語といったらまず思い出すのがこのsecretではないでしょうか。secretは「人に知られてはいけないこと」、「内緒にしておかなくてはならない種類の物事」を指す語で、日本語でいう「秘密」のニュアンスに近い表現です。「○○を秘密にする」でkeep ○○ (a) secretと表現するのが定番です。
例えばこれから「秘密」を打ち明ける前の確認表現として
例
Can you keep a secret?
「秘密にできる?」
などと使ったりします。
例
I kept my age secret at the party.
「パーティーでは自分の年齢を隠しておいた」
keep under wraps
wrapは単数名詞では「肩掛け」「外套」という意味なのですが複数形で使うと意外にも「秘密」を意味するんです。keep under wrapsとunderを使うことで「秘密を守る」という意味になりますよ。
例
Will you keep it under wraps?
「秘密のままにしてもらえますか?」
confidence
confidenceも「信用」「信頼」という意味ですが、転じて「秘密」という意味でも用いられることのある語です。つまり「秘密を共有している」という表現で使います。take A in one’s confidenceで「Aに秘密を打ち明ける」という頻出表現。
例
I should never have taken her into my confidence.
「彼女に秘密を打ち明けるべきではなかった」
closed-door
あ、これはなんか分かりやすいですよね。closed-doorは直訳で「閉じられたドア」つまり「秘密」事項を表します。こういった言い回しが如何にも英語らしいです。
例
They held the closed-door session three days ago.
「彼らは3日前秘密会議を行った」
between us
between us は直訳すると「私たちの間」なのですが、実は「私達だけの秘密」という意味で使われることがあるんです。いかにも信頼している2人の間でというニュアンスを出すことができますよ!
例
This is just between us, ok?
「これは本当に二人だけの間の話ね、分かった?」
off the record
おっとこれは日本語でもカタカナ英語で十分浸透している表現、そう「オフレコ」です。意外と英語で書くと気づかないことがあるので注意が必要です(笑)
例
I am now speaking off the record.
「今言っているのはオフレコですよ」
behind one’s back
この表現はbackとは「背中」の意味で、behindは「後ろ」。直訳は「陰で」という意味になります。「陰でこそこそ」というニュアンスですので「秘密裏に」と表現できるんです。
例
Hey, you were speaking ill of me behind my back, weren’t you?
「あんたたち、陰でこそこそ、あたいの悪口いってたでしょ」
not…breath a word
breathとは「息をはく」という意味の単語。これがnot…breath a wordという組み合わせで「一言も発しない」→「秘密にする」という表現として使えるというわけです。
例
Don’t breathe a word of this to anyone.
「一言も漏らさないでほしい」
keep one’s lip sealed
これもニュアンスが十分に伝わりますね。lipは「唇」ですからそれをsealed「密封する」んです。つまり「秘密にしておく」となるわけですね。
例
Keep your lips sealed.
「黙っててね」
おわりに
さて今回はいかがだったでしょうか。一言に「秘密」といってもsecretだけではなくいろいろな表現があることが分かります。
ぜひ使ってみてくださいね!
また会いましょう。
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