● いつもありがとうございます、あさてつです。
学生にしろ社会人にしろ、GWを過ぎると、それぞれの環境に慣れてくるのか徐々に落ち着いてくる時期ですよね。そうすると当たり前のお話なのですが、仕事以外、つまりプライベートをより充実させたくなるのは人の常かと思われます。
このときにやはりお話にあがるのが「恋愛」に関することでしょうか。
一生懸命バリバリ仕事をした後、ふっと一時、意中の彼氏・彼女とまったり過ごす、これは非常に素晴らしい、最高にリラックスできる瞬間かと思われます。俗に言う「リア充」という奴でしょうか。
ですが問題はその「意中の」頼れる男女がいない場合ですよね。これはもったいない!
充実したプライベートを過ごすためにぜひ彼氏彼女は積極的に作るべきかと思います。
ところで相手は日本人とは限りません。もしかしたら外国の方かもしれません。友達が外国のナイスガイにあこがれてしまった。ぜひお近づきになりたいと言われたら、皆さんはお友達にどう言って送り出すのでしょうか?
例えば「彼に声をかけてみれば?」とか「彼にアタックしてみたら?」といった日本文を英語に直すのではないでしょうか。
そこで今回はこの「アタックする」の英語表現を身につけてみましょう!
英語のattackは「攻撃する」
このときこの「アタック」の表現を英語に直す時に、日本人が勘違いしたミスが起こるんです。
ちょっとアタックの定義を調べてみましょう。
【アタック】
1 スポーツで、攻撃すること。
2 登山で、登頂や困難な登攀 (とうはん) に挑戦すること。「アイガー北壁にアタックする」
3 困難な物事にいどむこと。「難関にアタックする」
4 声唱・合奏などで、最初の出だし。
5 バレーボールで、ボールを相手コートに打ち返すこと。特にスパイクを指すことが多い。アタックヒット。
なるほどこういった語意が転じて、「異性などに思い切って言い寄る」といった表現にも使うようになったわけですね。
そういうわけで英語のattackも同じようなノリで使いたくなるんですが、実はここに落とし穴。
何と英語のattackは「恋のアタック」の意味では使えないんです!
そんな馬鹿なと思った人もいるのではないでしょうか。例えばこんな英文を作ってしまったら大変な意味になってしまうんです。
例 「彼女にアタックしてみたら?」
Why don’t you attack her?
これは非常にマズイ表現です。attackは「攻撃する」という意味なので、これは
「彼女に攻撃してみたら?」
という意味。意中の人を攻撃してどうするのですか(笑)。
attackの使い方
ではattackは通常どのように使うのでしょうか。
例
The guy attacked me and took my bag.
「ある男が私を襲撃した。そして私のバッグを盗った」
I’ll attack him!
私は彼を襲撃するぜ!
というようにattackは「攻撃する・襲い掛かる」という意味なのです。非常に危険ですね!
「恋のアタック」はどう表現する?
では「彼女にアタックしてみたら」はどのように表現したらよいうのでしょうか。それに対応する英語表現を見てみましょう。
confess my love
confessは「白状する」、つまりconfess my loveで「告白する」という意味になります。
例
I’ll confess my love to him.
「私は彼に告白するわ」
hit on
hit on A で「Aに言い寄る・Aを口説く」という意味。これも「アタックする」のニュアンスで使うことができますよ。
例
I think you should hit on him.
「彼女にアタックしてみたら」
try to get close to A
この表現は「相手に近づく、親密になれるように行動する」という意味です。これもアタックに近い表現かと。
例
I’ll try to get close to her.
「なんとか彼女にお近づきになれるように頑張ってみるよ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。「アタックする=attack」としてしまうと本気で「攻撃」してしまいますので、「お近づきになる」のニュアンスになる場合は絶対にattackを使わないようにしましょう。非常にマズイ結果になります(笑)
また会いましょう!
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