● いつもありがとうございます、あさてつです。
よく日常英会話でMe,too. って使うじゃないですか。
例えば「私、このアーティストが好きなのよね~」に対して「私も!」って言う場合、よく英語チックに「Me, too!」なんて言っちゃいますよね。
このMe, too.のフレーズ自体は日本でも相当浸透していて、もうなんか半分日本語のように若者を中心に「Me, too!」って使ったりしています。正直もう「日本語」表現といって差し支えないかも。
ですがこの表現、ちょっと使用するときには気をつけましょう。
じつはこの表現、ネイティブはさりげなく使い分けている表現であることに私たちは気づいていません。つまり「私も!」の表現に何でもかんでもMe, too!という表現は使わないということなんです。
というわけで今回は「私も!」を正確に使い分ける方法を、この記事で提案していきたいと思います。
ぜひ、この「私も!」の表現あらゆる場面で使い分けて、「できる・使える」表現を身につけてみてください!
目次
Me, too.は「肯定文」に対してしか使わない
まずいきなり今回の核心に触れてしまいますが、まずこのMe, too!の表現、相手の「肯定文」に対して「私も!」と表現するときに使うんです。例えば
例
A: I like rock music.
「私、ロックが好きなんだ」
B: Me too!
「私も好き!」
こんな感じですね。I like rock music. は「肯定文」。これを受けてのMe, too.なんです。
つまり「否定文」には使えないんですね~これが。この点は地味~にポイントですよね、知らないと全部Me, too!で答えてしまいそうです。
では、「肯定文以外」の文に対して「私も!」は一体どうやって表現すればよいのでしょう?実は「否定文」専用の言い回しがちゃんと用意されているのでした。
否定文には、Me, neither.
そう、否定文にはMe, neitherと表現するんです。neitherはnot + eitherの略で、これで「私も!」の否定文バージョンになるのでした。
例
A: I don’t like this book.
この本は好きじゃない
B: Me neither. (I don’t like either.)
私も好きじゃない。
なるほど、肯定文と否定文で使い分けをしている訳ですね!
ちなみにこのMe, neitherの代わりに、neitherを文頭に持ってきて
Neither do I.
と表現することも可能。よく使われる表現になります。
Me, too.も万能ではない?
Me,too.も実はそれほど万能ではなく、よく誤解を生じることがあるんです。例えば恋人同士でよくあるシチュエーションのこれなんかどうでしょう。
例
Mika: I love you.
Ken: Me too.
まぁこのやりとりは非常にありふれているものなのですが、もちろんふつうは通じるのですが、ごくまれにジョークとして返されることがあるんです。
このMeってよくみると「I」じゃないんですよね。つまりこの部分はちょっと文法チックになりますが「目的語」です。つまりこれ、
I love you
I love me(=myself), too.
とyouの部分に対応しているとジョークで受け取られ、「わたしも(私自身が)好き」と返しているとギャグで受け取られることがあるのです!もちろん洒落ですが(笑)
この部分は何度も言いますが「シャレ」ですので、あまり深刻に受け取らないのが良いでしょう。
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。なんでもMe, too!と返すのは実は落とし穴があるよ、今回はそんなご紹介でした!
また会いましょう。
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