●こんにちは、あさてつです。
風邪が流行っているようですね。皆さんは体調、いかがでしょうか?私は例に漏れず、鼻声で生活しています……つらい。
ところで「風邪を引いた」の英語表現ですが、これが非常にバリエーションに富んでいることはご存知でしょうか?いやこんなにあるなんて正直びっくりしました。
ということで今回は、「風邪をひいた時に使えるフレーズ」をご紹介。お医者様への病状の説明なんかはよく特集されていますが、それだけで終わらないのがこのサイト!さぁ、これを覚えていざと言う時のために備えましょう!!
目次
これが「風邪を引いた」の英語表現だ
「調子が悪い」
I’m sick. が真っ先に思い浮かびますね。実はこれ、割と重症な感じです。「すぐには治らなさそうだから、明日の予定を変更してほしい」とか、そんな時に使います。
でも、日本語で「なんか調子悪いんだよね」と言うときって、そんなに深刻な感じではありませんよね。
そんな、深刻さを与えないような表現がちゃんとあるんです。
under the weather.
「具合がよくない」
これです!weather「天気」という単語を使うのが、なかなかにユニークですね。
例
A: What’s wrong, Tom? You look kind of pale.
「どうしたのトム?なんか顔色が悪いけど」
B: Yeah. I’m feeling a little under the weather.
「うん……ちょっと調子が悪いんだ」
A: I hope you’ll get well soon.
「すぐによくなるといいね」
体調の悪い相手を気遣う I hope you’ll get well soon. はよく聞く定番表現です。ぜひこれもセットで覚えておくといいですね。(そのほか気遣い表現はこちら→ 前にあげてくださってますよね? )
「熱があるんだ」
これはご存知の方も多いですね。
I have a fever.
これで伝わります。
例
A: Why were you absent from school yesterday?
「昨日なんで学校休んだの?」
B: I had a high fever.
「高熱があったんだ」
ちなみに、微熱はlow feverではありません。slight feverと言います。slightは「微妙な」という意味がある単語です。まさに「微熱」を表すのに最適な単語ですね。
例
A: I have a slight fever.
「微熱があるんだ」
B: You should see a doctor.
「病院行ったほうが良いよ」
あとで熱があがって苦労するよりも、初期の段階で診察を受けたほうがいいですね。
「鼻声なんだ」
風邪の症状で長引くのって、これだったりするんですよね。かくいう私も前述の通り、未だ鼻声と戦っています……。
「鼻声」はnasal voice ないしはnasally voiceと表現することができます。
例
A: Do you feel any better?
「あれから体調はどう?」
B: I still have a nasally voice, but my throat doesn’t hurt anymore.
「まだ鼻声だけど、喉はもう痛くないよ」
また、以下のように表現することもできます。
例
A: You are talking through the nose.
「鼻声だね」
B: Oh, am I?
「え、そう?」
through the noseで「鼻を通って」と表現していますね。「鼻にかかった」といったところでしょうか。鼻腔で共鳴している感じを表現するには、ぴったりですね。
ちなみに、throatは「喉」という単語です。 throat coatという名前のハーブティーがあり、その名の通り喉にとてもいい成分を含んでいるので声を使うお仕事をされている方が愛用しているようです。
私も知人に勧められて、通販サイトで6箱(!!)注文しました。これからの時期を一緒に過ごす相棒です。味に癖があるので、好き嫌いは分かれそうですけどね(笑)
「くしゃみと鼻水が出るんだ」
風邪だけではなく、花粉症の時期にも使えそうなフレーズですね。くしゃみは sneezing、鼻水は runny noseといいます。
I’m sneezing and have a runny nose today.
「今日、くしゃみと鼻水が出るんだ。」
こう言えば、症状や悩みを的確に表現できますね。
……ポケットティッシュを持ち歩いておきたいところです。
「風邪薬が欲しい」
体調が悪い時、病院で診察を受けず市販薬でどうにか凌ぐ時、ありますよね。そんな時、薬局で使えるような表現を紹介します。
Can I have some cold medicine?
「風邪薬はありますか?」
風邪薬をcold medicineと表現するんですね。風邪cold + 薬medicineという単純な合わせ技です。
例
A: My throat hurts, and I have a fever.
「喉が痛くて、熱があるんです。」
B: All right. Try this cold medicine, then.
「わかりました。では、こちらの風邪薬を飲んでみてください」
他の薬……例えば、「咳止め」なんかも、同じ合わせ技で伝わりますよ。
咳cough + 薬medicine = cough medicine
鎮痛剤などはpainkillerという単語がありますが(pain(痛み)をkill(殺す)er(もの)という、これも直接的すぎる合わせ技ですがw)パッと思いつかないときには“○○medicine”と言っても、店員さんには何とか理解してもらえそうですね。
また、Do you have anything for a cold? と聞いても、同じように「風邪のための何かはありますか?」と聞くことはできます。覚えやすい方を使いこなせるようにしておきましょう。
「眠くならない薬はありますか?」
薬の副作用の一つとしてよくあるのが、「眠気」ですよね。
私はあまり悩まされないのですが(副作用関係なく眠いだけか?w)時々薬剤師さんに「この薬を飲んだ後はお車の運転は控えてください」などと言われるときがあったりします。
I want a medicine that doesn’t cause drowsiness.
「眠気が起きない薬が欲しいです」
と表現できます。「眠気」はdrowsinessと言うんですね。
例
A: Do you have any request for your medicine?
「お薬について何かご希望はありますか?」
B: I want a medicine that doesn’t cause drowsiness.
「眠気が起きない薬が欲しいです」
診察を受けているときにこのように伝えたら、少し考慮してもらえそうですね。
また、市販薬でも眠気の副作用を持つものはありますので、薬局で店員さんに相談してみるのもいいかもしれません。
また、Non-drowsy medicineで「眠くならない薬」と表現することもできます。
“Can you prescribe non-drowsy medicine?”
「眠くならない薬を処方できますか?」
なんて訊き方をしてもいいですね。ちなみに、副作用という単語自体はside effectと表現します。
例
He is sleeping under the side effects of the medicine.
「彼は薬の副作用で眠っている」
体質や飲み合わせによっては思わぬ副作用が出たりします。専門の人にきちんと相談して、安全に使いたいところですね。
「手洗い・うがいをしたほうが良いよ」
そもそも「うがい」という単語が存在するのか?そこから気になりますよね。
gargle
という単語がちゃんとあります。「がらがらの声で話す」なんて意味も持っている、「ガラガラ」という音を文字化したような単語です。
これは「うがい」という名詞で使うというよりは、「うがいをする」という動詞で使います。
例
I gargle after returning home from school every day.
「私は毎日学校から帰っててくるとうがいをします」
こんな感じですね。ということで、
When you get home, you should wash your hands and gargle.
「家に帰ったら手洗いうがいをするべきだ」
という表現を使うことができます!
風邪の一番の予防策は何と言ってもこれですよね。やはり、世界共通の文化と言うか習慣なんですね。
「痰がからむんだよね」
調子悪い時あるあるな表現ですよね。英語では、「痰と咳が出る」という言い方をします。
I have a cough and phlegm.
「咳と痰が出る」
coughが「咳」、phlegmが「痰」という意味の単語です。
こんな症状の時は、さっさと痰を出してしまいたいですね。「(咳をして)痰を出す」と言う場合には、このcoughとphlegmを
cough up phlegm
と組み合わせます。upの部分をoutに置き換えても同じ意味になります。
I cough out phlegm.
「咳をして痰を出す」
水分を摂取することを心がけると、痰に水分が含まれ出やすくなるんだそう。無理にせき込んでも喉を痛めてしまいますから、対応策の一つとして知っておくといいかもしれませんね。
「インフルの予防接種した?」
注射が嫌いな人にとっては(逆に注射が好きという人もいないと思うんですが…w)この時期の憂鬱なイベントの一つです。
「予防接種」自体は、「ワクチンを接種した」と言う意味でvaccinateという動詞を使ったり「免疫」と言う意味のimmunizationという単語を使ったりしますが、「インフルエンザの予防接種」だけは特別な表現を使います。
flu shot
と言います。なんだか無駄にスタイリッシュな響きを持っていますね(笑)
例
A: Have you got a flu shot?
「もうインフルの予防接種した?」
B: Yes. I just got it yesterday.
「ああ。昨日してきたところなんだ」
getという動詞とセットで使うんですね。
なんだかflu shotとカッコよく言えば、注射が嫌いでもちょっと頑張ってみようかなという気になりそう……ですかね?(汗)
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
風邪やインフルエンザが流行る季節。おいしいものを食べて、ゆっくり寝て、万全な体調で忙しい年末年始を乗り切りたいものですね。
Take care of yourself!!
みなさんもご自愛くださいませ!!
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