●いつもありがとうございます、あさてつです。
今回のフレーズなのですがよく考えてください。「ずるい」って英語で言おうと思ってもなかなかどんな表現を使ったらいいか思いつかないのではないでしょうか。
なぜってこれほど難しい表現もないと思うんです。
「例えば「ずるい」と一言で言っても、フェアでない行動をする「ずるい」、悪知恵が働く「ズルい」など、さまざまな「ズルい」があり、それぞれ英語表現では異なるんです。
したがってシチュエーションごとにしっかりとフレーズを使い分けなくてはいけません。
そこで今回はこの「ズルい」をシチュエーションごとにしっかり網羅!しっかりと状況に応じて使い分けてみたいと思います!
目次
「羨ましい」英語表現はこれだ
まずは「うらやましい」という意味の「ズルい」を見てみましょう。「え~いいな、ズルい!」のズルいですね(笑)
I’m jealous.
まずはこれでしょう。まさに「いいなー」という表現でよく聞くことができるフレーズですね。jealousは「しっとして」という意味でピッタリですね。
例
I’m jealous. She would never do that for me.
「いいなー。彼女は絶対に私にそんな事をしてくれないよ」
またjealousを短くしたjellyという表現もあります。同じスペルで「ゼリー」という意味がありますが、「いいなー」の意味のjellyはjealousの短縮形、スラングであることに注意しましょう。
You suck!
こちらもスラング。suckは「羨ましい」「ズルい」といった意味になります。まさに「いいなー!」です。
Guess what. I’m going to this show.
「聞いて。このショウに行くんだ」
You suck! How did you get the ticket?
「ずるっ!どうやってチケットを取ったの?」
I envy you.
envyは「うらやむ」という動詞。これも「わたしはあなたをうらやむ」ですから「いいなー」となるわけです。
例
I envy you. I have no time.
「いいなー俺には時間がないのに」
「卑怯!」という意味で使う「ズルい」英語表現
That’s not fair.
これもよく使われますよね。まちがっても「いいなー」の表現では使われません(笑)fairは「公平」ですから直訳で「それは公平ではありません」⇒「ずるい」となるわけです。
例
You can’t look at that card! That’s not fair!
「そのカード見たらダメだよ!ずるいよ!」
That’s dirty.
dirtyは「ダーティープレー」でおなじみ。卑怯な、不正で汚いことを表現します。
例
A: I heard that some students pay extra money to get into famous universities.
「余分にお金を払って有名な大学に入る人がいるって聞いたよ」
B: That’s dirty.
「それ、ズルいよね」
That’s cheap!
cheapは「安い」という意味なのですが、cheapは「規則を破って何かができる」というニュアンスで使うこともできるんです。規則をあっさり破ることから「ズルい」という表現で使えるわけですね。
最後は「悪賢い」という意味の「ズルい」をいってみましょう。
That’s sly.
slyはunfairとは違いちょっと「陰湿」なズルいです。影でこそこそやってるというか。
例
A: She never gets in trouble because she is good at making excuses.
「彼女は言い訳をするのが上手いから全然叱られないんだよね」
B: That’s sly.
「それはずるいね」
You are cunning.
これは聞いたことがあるフレーズ、そう「カンニング」です。英語でcunnningは「ずるい」という意味の形容詞。悪知恵が働く人に向けて「ズルい」と表現するときにピッタリな表現です。
例
The fish here are all cunning! They eat the bait, but never get caught!
「ここの魚はみんな賢い。餌だけ食べて、絶対捕まらないんだぞ」
Devious
deviousは「計画的なずる賢さ」を表します。計画的ですからちょっと厄介ですね(笑)devious planで「悪巧み」というフレーズです。
例
The witch came up with a devious plan to overtake the kingdom.
「魔女は王国を支配するため、悪巧みを考えた」
wily
wilyは見慣れない単語かもしれません。これは「狡猾」という意味の形容詞で「策士」的なズルさを表現することができるんです。
例
He is a wily old fellow.
「こすい老翁だ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。この「ズルい」もシチュエーションによって使い分けなくてはいけませんので、うっかり間違ったニュアンスで使わないようにしましょうね!
また会いましょう。
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