● いつもありがとうございます、あさてつです。
よく会話の節々に「その話ってさぁ、キナ臭くない?」なんていうじゃないですか。
その「キナ臭い」ってどういう意味なんでしょうね。特に「キナ」の部分。
ちょっと興味を持ってしまったので相変わらず調べてみました。まずは英語表現よりも日本語の意味をつかんじゃいましょう!
【キナ臭い】
① 紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。
②〔火薬のにおいがする意から〕 戦争や事件など,何か物騒なことが起こりそうな気配だ。
③ なんとなく怪しい。うさんくさい。
(weblio辞書)
なるほど、やっぱり「怪しい」というニュアンスがあるんですね。ところで「キナ」は何なんでしょうか。これも調べてみたのでご紹介しますね。
この「きな」には幾つかの説があるようです。
①「衣(きぬ)臭い」からきたというもの。
②「硝煙の臭いがする」という意味からきたというもの。
③ 毒薬のストリキニーネの原材料の「キナ」からきたというもの。
どうやら決定的な通説はないようです(笑)。
この表現を英語で表現なんてできるのかしら?と単純に思いますが、どうやら結構あるらしいですよ!
そういうわけで今回は「キナ臭い」を英語で表現するとどうなるのか?です。
目次
「キナ臭い」の英語表現を使ってみよう
Something’s fishy.
まずはこれです。fishyという単語から「魚臭い」ニュアンスが漂いますよね。この単語の意味は「魚のような臭い、生臭い」という意味が思い浮かびますが、実はその他に「怪しい、疑わしい、胡散臭い」という意味があるんです。
例 Something’s fishy.
「何か怪しいな」
例 There’s something fishy going on here.
「ここでは何か怪しいことが行なわれている」
smell a rat
これも「生き物」系ですね(笑)。ratはお馴染み「ネズミ」ですが、この単語、よくよく調べてみると「裏切り者」「密告者」という意味もあるので、「ネズミの臭いがする」→「裏切り者の臭いがする」ということから、「胡散臭い」「怪しい」という意味で使われるようになりました。
例 I smell a rat.
「何か怪しいな」
smellを使った同様な表現にsmell the gunpowderという表現もあります。gunpowderは「火薬」。
hinky
「奇妙な、うさんくさい、疑わしい」という意味でストレートに表現しています。
例 It looks, uh, it looks hinky.
「何か怪しいね」
shady
shadyは通常「影の多い、日陰の」を表す表現。これも「キナ臭い、怪しい」で使うことができるんです。
日陰が多い → 分からないところがある → 怪しいでしょうか。どうも「シークレット」な部分が多いところからこういった表現が使われるようになったようですね。
例 Shibuya can be a shady place at night.
「渋谷は夜には怪しげな場所になる」
suspicious-looking
suspiciousとは「疑わしい」場合に使い、この「キナ臭い」表現にもってこい!
例 Don’t stay away from suspicious-looking people!
「怪しい人には近づくな!」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。この「キナ臭い」という英語表現、元々の単語の意味から派生した場合が多く、何となく元の意味から推測できるものが多いように思えます。ぜひ使ってみてください。
また会いましょう!
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