● いつもありがとうございます、あさてつです。
日本人は「ありがとうね」と言われるとつい、「いえいえとんでもないです」と謙遜しますよね。
この「とんでもありません」という表現、ちょっと定義を調べてみましょう。
【とんでもありません】
「予想外のことだ・意外である・滅相もない」などの意味として使われる。
この表現、特に職場ではこうしたやり取りはほとんど聞かない日はないくらい条件反射のように繰り広げられます。
日本人のコミュニケーションでは、こういったやり取りは【自分を低めて相手を立てる】というのが礼儀とされていますから、こういったやりとりは普通に行われます。
ところで、ふと思ったんですよね。
日本人は【自分をへりくだる】というのが文化として根付いていますので、このような「とんでもありません」という言葉も意味を持つと思うのですが、【対等な目線でコミュニケーションする】と言われる英語文化の中では「とんでもないです」の気持ちはどのように表現するのでしょうか?
というかそもそもこの表現はあるのかしら?
ちょっと気になってしまったので今回のテーマは「とんでもありません」を英語で表現するとどうなるかにしました。
ぜひ会得して英語でもへりくだってコミュニケーションをしてみようじゃありませんか。へりくだる必要があるかどうかがそもそも疑問ですが(笑)
「とんでもありません」の英語表現
You’re welcome.
おおっといきなり私たちになじみのある表現が出てきましたね!これで「とんでもありません」と表現できるんです。
でもへりくだってませんね。さすが「対等の文化」です。
そのほかにもIt’s my pleasure.または単にMy pleasure.も同等の意味も表すことができます。
Anytime!
これも対等関係が強い表現です。「ありがとうね!」と言われたときに「いつでもどうぞ!(とんでもないよ)」と返すときに使える表現です。
例
A ”Thanks for checking my novel.”
「私の小説をチェックしてくれてありがとう」
B ”Anytime!”
「どういたしまして(いつでもどうぞ)!」
Not at all.
この表現もよく使います。お礼を言われるまでもないことに対して、「お礼を言われるなんて、とんでもないよ」と表現できるフレーズです。
例
A ”Thank you for giving me your help.”
「助けてくれて、どうもありがとう」
B:”Oh, not at all.”
「おお、とんでもないよ」
No problem.
やっぱりこれが一番しっくりきますね(笑)!読んだまま「問題ない」という意味。
「私がしたことはたいしたことではなくて、お礼をする必要はないくらいだよ」というニュアンスが込められます。
例
A ”Thanks for fixing my computer.”
「パソコンを直してくれてありがとう」
B“No problem.”
「どういたしまして、どうってことないよ」
You bet!
これはアメリカの口語表現。「別にいいよ、気にすんなよ」という意味です。
例
A ”Thank you for supporting my presentation today.”
「今日のプレゼンテーションを手伝ってくれてありがとう」
B ”You bet!”
「どういたしまして、いいってことよ!」
Don’t mention it.
この表現が「とんでもないです」のニュアンスに一番近い表現でしょう。
例
A”Thanks for correcting my writing.”
「私の文章をチェックしてくれてありがとう」
B ”Don’t mention it.”
「気にすることないよ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。英語表現にはあまり自分をへりくだる表現というのはありませんが、それでも相手に「いいよいいよ」的なニュアンスを出す表現は結構あることが分かりました。
どんどん使ってみてくださいね!
また会いましょう。
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