● いつもありがとうございます、あさてつです。
友達関係でも、ビジネス上の席でも、その場の「空気」を読み先の展開を予測できるというのは、相手との円滑な関係を築くのにとても重要です。
正直いってこの「空気を読む」という行為は大人社会ではほぼ「必須」と言ってよいかと思います。特に日本ではなおさらなんですね。
なぜ「日本では」と書いたのかというと、欧米では「空気を読む」よりも自分の意見を「しっかり」相手に伝えることが重要ですから、実は日本よりも場の空気を重要視していないのです(それでも多少は考慮しますが)。
つまり「空気を読む」とはその場の雰囲気を重要視する日本特有の文化で生まれた表現と言ってもいいでしょう。
この「空気を読む」という表現、定義をちょっと調べてみました。
【空気を読む】
その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。
(weblio)
ちょっとここまで書いて思ったのですが、この表現、あまり重要視をしていない欧米にとって「空気を読む」に相当する表現とは果たしてあるのでしょうか?ちょっと興味がありますね。
そういうわけで今回はこの「空気を読む」を英語で表現するにはどうするか?です。
ぜひみなさんの英語学習に役立ててくだされば幸いです!
これが「空気を読む」英語表現だ
read between the lines
この表現はよく英文を読んでると拝見する表現です。意味は「行間を読み取る」ですが、これを「空気を読む」として使うことができるんですね。
例
You have to read between the lines.
「空気を読まないと」
欧米では日本ほど空気を読むのは大事ではありません。言葉、つまりlineを大事にしますのでこんな表現になるのです。
Understand the situation
おっとこれは直訳でも何となく分かります。「状況を理解する」ですものね。
例
It’s important to understand the situation.
「場の空気を読むことは重要です」
go with the flow
この表現も分かりやすい表現かと。「流れに従う」という意味で、これは場の状況に従うというニュアンスとして使うことができるんです。
周囲から逸脱しないように行動したりするさまを指す表現ですね。
例
He always goes with the flow.
「彼はいつも他人に合わせてばかりいる」
take a hint
これは?最初この表現を見たとき、これがなぜ「空気を読む」という意味になるのか分からなかったんですよね。直訳ですと「ヒントを得る」という意味なのですが、このヒントが「暗に遠まわしに示される仄めかし」という意味で、「機転を利かせる」⇒「気を利かせる」⇒「空気を読む」というニュアンスで使うことができるのです。
例
Take a hint and just shut up.
「空気読んで黙ってよ」
「空気を読まない」は?
最後に逆で「空気を読まない」パターンもご紹介しますね。まずは単語一語でinsensitive。「鈍感」という意味です。
例
He is insensitive to behave like this, isn’t he?
「そんな風にふるまうなんて彼って無神経じゃね?」
party pooper
あ、これ聞いたことあります。意味は「パーティの楽しい雰囲気を台無しにする人」。ちなみにスラングでpoopは「大便をする」という意味なんです。
確かにパーティーの席でう○こをするなんて空気が読めていない意外何物でもありませんね。
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。意外に「空気を読む」表現、ありましたね。ぜひ場の雰囲気を壊さないようにコミュニケーションを楽しく行ってください。
また会いましょう。
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